※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
ボートエースってどんなボート?
ボートエースの種類が知りたい!
2馬力ボートを始めたいと思っていて初めに悩むのがボートの種類…。
リョービ ボートエースは丈夫、手軽、あまり重たくないと人気です。かくいう僕もボートエースGEB30を所有しています。所有期間は約15年程。
GEB30は現在は生産終了しています。なかなか出回らない事からヤフオクやメルカリで高値で取引されることもしばしば…。
この記事ではそんなボートエースについて紹介していきます。
動画でも解説していますので合わせてご覧ください!
リョービ ボートエースのスペック
ボートエースのスペックは以下の通り。
型式 | ROB-330(GEB) | ROB-30(GEB) | ROB-25(GEB) | ROB-23(GEB) |
全長 cm | 330 | 308 | 250 | 230 |
全幅 cm | 138 | 113 | 113 | 113 |
重量 kg | 52(55) | 38 | 30(32) | 20 |
定員(名) | 4(3) | 3(2) | 2 | 2 |
最大馬力 | 9.9(2) | 5(2) | 4(2) | 2(2) |
トランサム高 | S | S | S | S |
いけすの有無 | 無 | 有 | 有 | 無 |
( )カッコ内はGEBのスペックです。 |
ボートエースは23以外生産終了している
2024年2月現在、ボートエースはROB23、GEB23のみ販売しています。
25や30、33の購入を検討している人は根気よくヤフオクやメルカリなどで探すしかありません…。
中古で購入するにあたって、船底の状態や水漏れなどチェックする部分があります。
ROBは手漕ぎタイプ、GEBは船外機タイプ
- ROBは手漕ぎタイプ
- GEBは船外機タイプ
になります。
年式によってトランサムの形状が違うから注意!
ROBは手漕ぎタイプ
ROBでもオプションのトランサム板を付ければ船外機が使用出来ます。
ただし予備検査を受けていないので2馬力までしか搭載出来ません。
ボートエースのトランサムについては下記記事をご覧ください
ROBでも予備検査を受けることは出来ますが、かなりの時間をかけなければいけません。(もしかしたら、実績があるボートなのですんなり受かるのかもしれませんが…)
今後のステップアップとして2馬力以上を搭載する予定があるならGEBを選んでおいた方が無難です。
GEBは船外機タイプ
GEBは船外機タイプです。
標準でトランサム板がついてあり、予備検査付きモデルになります。
後ろの小物入れのところに銘板があります。
予備検査について
予備検査プレートに製造年月が刻印されていました。
1996年05月です。25年経過しています。船底の穴あきの補修は前オーナーがしましたが、他は問題なく使用出来ています。
新艇で購入した場合は、予備検査付きなので船舶検査を受ければ2馬力以上が搭載出来るようになります。
中古で購入した場合、予備検査証が紛失している場合が多いです。
なんとか船舶検査が受けれないものか・・・と悩んでいる人は下記記事を参考にしてみてください。
予備検査証を持ってない僕が5馬力を搭載して船検が受けれるのか実際にJCI(日本小型船舶検査機構)に問い合わせをした記事です。
3人乗りはROB 2人乗りはGEB
定員数でもROBかGEBか見分けることができます。
- ROBは3人乗り
- GEBは2人乗り
船底はそれぞれ違う
船底の形状も23、25、30で違います。
- 23 セミカタマラン
- 25 平底
- 30 V型キール
23 セミカタマラン
ボートエースROB-25、GEB-25の船底は平底
ボートエースROB-25、GEB-25の船底は平底です。
またGEB-25にはスタビライザー付きモデルも存在します。こちらのモデルもなかなか希少です。
スタビライザーが付いていると、横揺れの安定感が増し、走破性もアップします。
その反面、トランサムドーリーの取り付けや魚探の振動子の取り付けに工夫が必要になります。
逆にスタビライザーが邪魔で取り外している人もいます。
大体は次のように取り付け穴をボルトなどで塞ぎ、変成シリコンでコーキングしています。(赤〇の部分です。)
ボートエースROB-30、GEB-30の船底はV型キール
30の方が船底形状が良く、水切り、直進スピードの性能が良い!
同じ船外機でも30の方が25に比べてスピードが出てる気がします。
このクラスのボートにおける約50cmほどの船長差は以外に大きく、波を乗り越える時などの安定感があります。
ボートエースの生け簀(イケス)
ボートエースにはイケス付きモデルがあります。「GEB-30I」など末尾に「I」とつくものがそうです。
- 25はイケスが横向き
- 30はイケスが縦向き
生け簀(イケス)の向きでボートの型式(サイズ)を判別することが出来ます。
さらに30の方がイケスのサイズが大きいです
ボートエースの腰掛け板(座板)
ボートエースには腰掛け板(座板)が付属されます。生け簀(イケス)の蓋(フタ)を外せば、そこに腰掛け板を設置することも出来ます。
ボートエースは危ない!?
ボートエースは危ないという話をきいた事はないでしょうか?
確かに全幅113cmと他のボートと比べて狭め。そこで出番となるのがサイドフロートです。
ボートの全長が短い23や25は、30に比べ船外機の重さによって船尾がかなり沈み込みます(スターンヘビー)。
サイドフロートを取り付けていれば、船尾の沈み込みを抑えることもできます。
そもそも気軽に免許不要で始められる2馬力ボートでは、ルールや経験がなければボートエースであろうがどんなボートであれ危ないです。
どんなボートであれ、船長である自覚をもって必要最低限の知識は覚えておきましょう!
ボートエース
GEB-30は僕が所有しているのを参考に紹介をしていきます。
ボートエース GEB-30
2021年より20年前には、親父の会社の同僚が所有していました。
かなりの月日が流れていますね
艤装で自分の使いやすいように出来る
私の艤装については下記記事を参考にしてください。
ボートエースは気軽にカートップ出来る重量
GEB-30でも約40kg程度とFRPボートなどと比べると比較的軽量です。そのためボートのカートップ(車載)もやりやすい!
ボートエースGEB-25I
釣り仲間の方のボートエースGEB-25Iをトランサム作成のため、我が家に持ち帰りました。
ご本人に了解をいただきましたのでGEB-25Iを詳しく掘り下げていきましょう!
船首
ボートエースGEB-30と船首の違いの比較です。GEB-25の方が船内に海水が入ってきにくそうな形状をしていますね
船尾(トランサム)
船尾の持ち手や右舷左舷の形状も違います。
銘板
GEBなので後ろの小物入れのところに銘板があります。GEB25は予備検査付きで最大4馬力まで搭載可能です。
生け簀
このボートエースGEB25Iなので生け簀つきのモデルになります。生け簀のフタの部分の形状が違いますね。
もともとフタがないモデルなのでしょうか?フタをロックする金具もありません。
船底
船底は安定性を上げるための平底です。あっ!船検シールを貼るためのプレートもありますね!
GEB-30とサイズ比較
う~ん、この画像ではわかりにくい(爆。船内は50cmほど狭くなります。
GEB-30の腰掛板を付けてみようと試しましたが付かなかったのでサイズを測ってみたら5cmほど小さかったです。
冒頭のスペック表ではどの型も横幅は同じと記載しましたが実際は違いました。
まぁ、誤差の範囲内かもしれませんが…。
30には30の、25には25の良さがある!
しかし25がダメというわけではありません。25には25の良さがあります。
- 30と比べて約10kg軽い
- 平底なので安定感がある。
- 1人釣行メインならちょうど良いサイズ感
人それぞれ、最適な選択は変わってきます。
使用方法
県外の沖波止に渡る為だけに年2回使用してました。贅沢な使い方してます笑
2019年6月ミニボート釣りを始めてからは、多い時は月5ぐらい出ています。
湾内で2馬力で行ける範囲内で使用しています。
- 岸が見える距離内
- オールで漕いだら戻れるor離島に着岸出来る距離内
タイラバやライトジギングでドテラ流しで使用しています。
僕のボートエースの使用方法は下記記事をご覧ください。
ボートエースの船底の補修、補強方法
ボートエースの船底を補修する必要があったので、補強も兼ねてエポキシパテを使用して補修をしてみました。
使用するエポキシパテは100均のダイソーに売っている耐水エポキシパテです。
パッケージを開けてパテを取りだしコネコネして、補修場所に盛っていきます。上記画像は盛ってから約40分経過したところ。
夜に作業したので翌日約12時間経過したところです。完全に硬化しました。
これで沖にでてみましたが、無事水漏れが直りました!
ボートエースは浮沈構造なので少々の水漏れなら沈まないけど補修はキチンと行いましょう!
2024年4月13日追記
応急処置としての補修では問題ありませんが、2~3度使用するとまた水漏れします。やはりきちんと補修しないとダメですね…。
船底補修:融着
ハンダコテを使用して船底補修してみました!詳しくは下記記事をご覧ください!
船底補修:ファイバー補修テープ
ファイバー補修テープを使用して船底補修してみました。安く上がって水漏れもありません。
2024年2月現在も継続使用中。
補修だけでなくキールガード(船底保護)として使うのもアリ!
まとめ:ボートエース最高!
この記事ではボートエースについて解説してきました。
ボートエースは耐候性に優れ、丈夫で浮沈構造。中古でも出回っており、リセールバリューも高い。
乗っている人も多く、艤装も検索すればたくさんヒットします。
2馬力ボートを始める人にはもってこいのボートです。
ぜひこの記事を参考に自分にあったボートを探してみてください!