【危険】2馬力ボートの安全性について【ミニボートも】

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【危険】2馬力ボートの安全性について【ミニボートも】

2馬力ボートは船舶免許不要で気軽に始められる反面、知識や経験がないままだと危険にさらされる事も少なくありません。

近年、ミニボートによる事故が報告されており、その多くは操縦者が船の運航に十分な経験がないか、船の安全装備が不十分な場合に発生しています。また、悪天候下での航行や船のオーバースピード、運航ルールの無視などが原因となることがあります。

これらの事故を未然に防ぐためには、ボートの運航には適切な訓練と経験が必要であり、また、安全装備を備えて船を運航することが重要です。さらに、天候条件を考慮して船の運航を計画することも大切です。また、運航ルールを遵守することによって、船の運航に関する危険を回避することができます。

「自分は大丈夫だろう」とか「まだ大丈夫」とかゆるい考えは絶対に持たないようにしてください。

海の状況は急に変わったりします。2馬力ボートの場合、進行方向と潮の流れ、風の向きが反対だとスピードが出ない分まったく進まなくなったりします。
うねりも相重なるといつ転覆してもおかしくない状態になってしまいます。

2馬力ボート、スモールボート、ミニボートなどと呼ばれたりしますが、どんなボートであれ操船する以上は立派な船長です。
自分の命を守る行動、周りに迷惑を掛けない行動を心掛けましょう!
また同船者がいる場合は、同船者の命を預かっているという認識をもって行動しましょう。

2馬力ボートを少しでも安全に楽しめるように、マナー・ルールをしっかりと覚えておきましょう。

こちらの海上保安庁のYouTube動画も参考になります。

 

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2馬力ボートを安全に楽しむ心得

2馬力ボートを始めるにあたって必要なものは下記記事にでまとめています。
2馬力ボートにあると便利なものオススメ9選

ライフジャケットは必ず着用する

ライフジャケットは必ず着用してください。

よくニュースで海難事故を耳にしますが、ライフジャケットを着用していない事が多いです。
ライフジャケットを着用していなかったばかりに悲しい事態に….

 

必要備品は持ち込んでおく

  • オール
  • 船外機の予備プロペラ・工具・シャーピン・割ピン・プラグ
  • スマホ防水ケース

認証旗を必ずつける。

2馬力ボートは小さいボートです。海上にポツンと浮いていても他の大きいボートからは全くみえません。特に波の高低でボートが見えなくなったりもします。

自分の存在を少しでもアピールするように認証旗は必ずつけてください。

以下の私のツイートはレンタルボートからの海上の見え方です。2馬力ボートなんて全くみえませね…

他にも・・・

周りはよく見て注意をしておく

釣りに夢中になりすぎて、横波に気づかずボートの横から受けて転覆してしまった・・・・

走行中に魚探の画面を注視してしまい、プレジャーボートや海面に飛び出た岩に気が付かなかった・・

せっかくの釣りなので釣りに集中したい気持ちはわかりますが、それでも周りはよく見て注意をしておいてください。

突然、高い波がきたりします。気が付いた時には遅くボートの向きを変えられず横波を受けて転覆はシャレになりません。

このような事故も起きています。

 

また自分がいくら気を付けていても他船が自分のボートに気づいてなくて突っ込んでくることもあります。上記でも説明しましたが、認証旗を必ずつけ自分の存在をアピールしましょう。

転覆のリスクを理解しておく

どういう動きをしたらボートが不安定になるのか?転覆するのか?よく理解しておいてください。

立って釣りをするのは危険

ただでさえ小さくて不安定な2馬力ボートです。小さいボートで立つと重心が高くなり、転倒・落水の可能性が高くなります。

立って釣りをするのはやめましょう。
またボート内で移動するときは、なるべく重心が低くなるようにしましょう。

またサイドフロートなど浮力体をボートにつける方法もあります。
2馬力ボート、小型ボートにオススメのサイドフロート

再乗船の仕方を練習しておく

 

一人の場合と二人の場合で再乗船の仕方は違う

上記の動画はゴムボートで右舷左舷に浮力体があり、横からの乗船も可能かと思います。

しかし、浮力体のないボートで横から再乗船の際にボートがひっくり返る場合があります。

単独釣行で落水した場合と2人で釣行して落水した場合は再乗船の人のポジションに注意してください。

一人の場合

  • 右舷、左舷から乗らない
  • スターン(船尾)から乗る
  • 船首にロープがくくってあれば、船尾から再乗船するときにやりやすい。

2人の場合

  • 船尾から乗るのは同じだが落水者に船尾から手を貸すとスターンヘビーになり、船尾から海水が入ってきた。(経験則)
  • 乗船者はバウ(船首)に移動し、スターンヘビーにならないようにした方よい。
  • 船首の持ち手などにロープをくくり、落水者にロープを渡して乗船のサポートをしたら乗船しやすかった。

ウェーダーは履かない

ウェーダーを履いていると、落水した際にウェーダーの中に海水が入って危険。

脱げなくなるし、重さで沈もうとする。

ウェーダーは履かないようにしてください。

荷物は最小限にすることも考えてみる

せっかくボート出したからなにかお土産の魚が釣りたい!そう思って色々なタックルを持ち込むこともあるかもしれません。しかし、当然ボートには最大浮力というものがあります。

ボートエースGEB30は約230kg

ですが2馬力ボートは喫水が深くなりやすいボートです。過積載になると当然、喫水が深くなり少しの波で海水がボート内に入り込むリスクが高くなります。

私が使用しているボートエースも喫水は深いです。特にボートエース23はトーハツなどの重量のある船外機を使用しているとスターンヘビー(船尾が沈む)になりやすく、船尾からも海水が入るリスクがあります。

私の場合は、準備が面倒くさいこともありますが荷物を減らすことで喫水が深くならないようにしています。

大人2人と船外機、ボートの艤装パーツ、タックル類をすべて合計してもなかなか最大浮力を超える重量にならないかもしれません。それでも全体の重量が増えるということはボートは沈んでしまい喫水が深くなってしまいます。横波やボートの後ろから浸水してしまうリスクが増えてしまいますね…。

転覆したときにも全て海に奉納してしまうの精神的にもフトコロ的にもダメージがデカすぎます…。

ちなみに荷物が少なくて、ボート全体の重量が軽ければ走行スピードが少し早くなるかもしれません。(気持ち程度)

下記のような事故も発生しています。

ダメだと思ったら早めに118番通報

海上ではさまざまなトラブルがつきものです。

  • エンジンがかからない。
  • 沖に流されてしまってもどれない。
  • 落水してしまった

こういったトラブルに冷静に対応できるようになるには経験が必要です。

どんなに万全を期していてもトラブルは起きてしまうときがあります。ダメだっと思ったら早めに海上保安庁118番に連絡を入れて指示を受けましょう。

少しでも不安要素があるなら出船しない!

AppleWatch(アップルウオッチ)なら緊急通報ができるので、もしもの時に役に立つかもしれません。
【Apple Watch】釣りに使えるの?5つの便利な使い方

あきらめる勇気、やめる勇気を持つ

私の場合は自宅から出船場所まで車で20分ほどの距離です。出船場所に着いて、「あ、今日は無理だわ…。」で諦めて帰ってもそれほど苦ではありません。

しかし、わざわざ車を1時間以上走らせて来て、いざ到着したら海が荒れててボートが出せるか微妙…。
わかります。せっかく来たのだから釣りがしたい気持ち。

また出船してすぐに海が荒れて釣りを中断しなくてはならなくなった時も同じです。
でもその釣りをしたい気持ちをぐっと我慢してください。その釣りでケガをして釣りに行けなくなったら…、もし命を落としてしまったら…。

もう釣りは出来なくなってしまいますね。

家族や大切な人を悲しい思いにさせないためにも、あきらめる勇気とやめる勇気をもってください。

出港、帰港時も気を緩めない

 

色々な危険事例など

 

 

まとめ:危険を回避して安全に楽しもう

繰り返しになりますが2馬力ボートは手軽に始められますが、一歩間違うと危険な目にあいやすいです。

  • ライフジャケットは必ず着用する
  • オールや船外機の予備備品を持っておく
  • 認証旗を付ける
  • 荷物の積載量にも注意する
  • 転覆のリスクを理解しておく
  • ダメだと思ったら早めに118番通報
  • あきらめる勇気、やめる勇気を持つ
  • 出港・帰港の時も油断しない。

これらのことを理解しておくだけでも、危ない目にあうリスクはグッと減ります。

是非、安全に2馬力ボート釣行を楽しんでください!
下記書籍で知識を得ておけば、もっと安全に2馬力ボートが楽しめるようになりますよ!

https://www.boatacemfs2c.com/?p=1913

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