プロボックスにオーバーフェンダーを取り付けたら車検に通るのか?【構造変更】

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プロボックスにオーバーフェンダーを取り付けたら車検に通るのか?【構造変更】

おしゃれは足元から。それは車にも言えます。

  • 自分の車をカッコよくしたい
  • ホイールを交換し、太いタイヤを履きたい

こんな思いでホイール・タイヤを交換します。

めちゃくちゃカッコイイ(自画自賛)
でも、ちょっとフェンダーからはみ出ちゃったな。これじゃ車検に通らないし、どうしよう…。

そこで付けるのがオーバーフェンダーです。

この記事ではホイールがフェンダーからはみ出した時に車検を通せるオーバーフェンダーの取り付け方法と注意点を解説しています。

ホイールやタイヤを太いものに交換したいけど、はみ出て車検に通らなかったらどうしようと不安に思っている人は参考にしてみてください。

私自身はというと太いタイヤに交換し、オーバーフェンダーを装着予定です。
そこで上記の疑問が出たため、調べた内容を記事にしています。(2021年8月現在)
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オーバフェンダーを取り付けても車検に通る

結論から言うと、オーバーフェンダーを取り付けてても車検に通ります。

しかし、取り付けるオーバーフェンダーのサイズによって構造変更申請を行う必要があります。

下記から詳しく解説していきます。

オーバーフェンダーとは?

そもそもオーバーフェンダーとはなんぞや?っていう人もいますよね。道路運送車両法の保安基準では、タイヤやホイールが車両の外側へ突出してはいけないという規定があります。

タイヤやホイールがはみ出てしまった場合、フェンダー内にタイヤ・ホイールを収めるためオーバーフェンダーを取り付けます。オーバーフェンダーを後から取付けることで、タイヤやホイールが車体からはみ出ないようになります。

ドレスアップカー・カスタムカー・チューニングカーではフェンダーを叩きだしたりパテで成形する叩き出しオーバーフェンダーやフェンダー全体がボックス形状になったブリスターフェンダーというのもあります。

またオーバーフェンダーは、パーツとして製品化もされています。
「汎用 オーバーフェンダー」などで検索すると様々なサイズのオーバーフェンダーが出てきます。

ビス止めで固定します。フェンダーの寸法と汎用オーバーフェンダーのアーチのサイズがあまりに違うと見た目が残念なことになるので、よく確認してから購入するようにしましょう!

オーバーフェンダーを取り付けた時の注意点

オーバーフェンダーを取り付けた場合、サイズによっては構造変更をしないといけません。下記の場合は構造変更が必要です。

片側で10mm以上、合計で20mm全幅が広くなった場合

つまり15mmのオーバーフェンダーを左右に付けたら構造変更が必要になるってことですね。

申請は書類の提出のみですが、提出した書類の合格後、管轄の検査場で車検を新たに受けなければなりません。車検のときに一緒に構造変更を行うのが、費用的にも手間的にも時間的にも楽でいいですね!

オーバーフェンダーの取り付け方

まずは取り付ける車に合ったサイズのオーバーフェンダーを用意します。オーバーフェンダーの取り付け方は、フェンダーのアーチに沿ってビスやリベットでフェンダーに固定するだけです。

両面テープだけで固定できる製品もありますが、衝撃で取れたりすることもありますし、きっちり固定出来ていない事で車検に通らないことも考えられます。

走行中やなにかの拍子に外れるリスクもありますので、安全や後続車等の迷惑になるリスクも考えて、数か所にビスやリベットで固定したほうがいいです。

フェンダーとタイヤのクリアランスを考える

走行中に段差などで車体が沈み込んでタイヤとフェンダーがヒットする可能性があります。この場合、フェンダーが傷ついたり、取り付けたオーバーフェンダーが飛んでいったり、タイヤがパンクしたりする可能性あります。ヒットする部分のフェンダーをカットしたり、ハンマーで叩いたりして対策する必要があります。

足周りの硬さ調整、バンプラバー、リフトアップなどで車体を沈み込みを抑えてフェンダーにヒットさせない方法もありますね!

車検を通すための注意点

カッコイイホイールと太いタイヤやを履き、それに合わせたオーバーフェンダーも取り付け、車の見栄えも良くなって満足満足♪で終わりではありません。きちんと車検に通るか確認する必要があります。

まずはオーバーフェンダーを取り付けたことによって車の幅がどのくらい大きくなったのか?確認しましょう。

車検証に記載されている全幅より20mm以上大きくなってしまった場合構造変更申請が必要となります。

さらに車検証に載っている全幅より20mm以上大きくなった場合の構造変更申請の仕方にも注意が必要です。
軽自動車、小型自動車(5ナンバー)、普通自動車(3ナンバー)それぞれに超えてはいけない全幅があります。

  • 軽自動車          1,480mm以内
  • 小型自動車(5ナンバー) 1,700mm以内
  • 普通自動車(3ナンバー) 2,500mm以内

となっています。

例えば…、

NーONE(全幅1,475mm)に片側5mmのオーバーフェンダーを取り付けた場合、両側で10mm全幅が広くなります。
車検証に載っている全幅との差が10mmであっても、全幅が1,485mmになってしまった場合は、軽自動車の上限を超えているので小型自動車として登録しなければならなくなります。

・・・つまり、軽自動車として乗りたいのであれば片側約2.5mmのオーバーフェンダーしか取り付け出来ないという事です。
そんなのあるのか?っていうツッコミはなしで。

プロボックスにオーバーフェンダーは構造変更の必要あり

自分のトヨタ サクシードの車検証記載の全幅は1690mmなので、構造変更しないと考えているなら5mmのオーバーフェンダーしか取り付け出来ません。⇒(→トヨタ サクシード)

それ以上のサイズのオーバーフェンダーを取り付けした場合、構造変更をし5ナンバーから3ナンバーになります。

最近の車は規格サイズギリギリ

最近の軽自動車にしても普通乗用車にしても規格枠いっぱいのサイズのが多く、小さなサイズのオーバーフェンダーを取り付けても、規格枠をはみ出してしまい、構造変更が必要となるケースがほとんどだと思います。

取り付ける前にしっかり確認しておきましょう!

また構造変更申請の費用自体はそれほど高くありませんが、オーバーフェンダー取り付け工賃や構造変更申請代行手数料など余分な費用が掛かる場合がある事についても覚えておいて下さい。

まとめ

おさらいです。オーバーフェンダーを取り付けても車検に通ります

ただし、車検証に記載の全幅より20mm以上大きくなってしまった場合構造変更申請が必要。

またオーバーフェンダーの取り付けで超えてはいけない全幅が下記の通り。

  • 軽自動車          1,480mm以内
  • 小型自動車(5ナンバー) 1,700mm以内
  • 普通自動車(3ナンバー) 2,500mm以内

    超えた場合は、プロボックスの場合5ナンバーから3ナンバーになります。

    車検証や車屋さんで事前に確認しておくことをおすすめします。