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こんにちは。しんさんです。
先日、中古のボートエースを購入しました!
……とはいえ、今回はメインで使うわけではなく、あくまで“予備艇”として持っておくための一艇です。
これまでにも中古のボートエースを何度か購入してきましたが、どの艇も今も元気に走ってくれています。しっかりチェックして選べば、中古でも十分長く使えるんですよね。
ということでこの記事では、 中古ボートエースを購入するときにチェックしておきたいポイント を紹介します!現物確認のときにふっと思い出してもらえれば、購入後のトラブル防止にも役立つはずです。中古艇で失敗したくない方の参考になれば嬉しいです!
この内容はYouTubeでも紹介しています。
「文章より動画派」「実際の写真や現物の雰囲気も見たい」という方は、動画も合わせてチェックしてみてください!
中古ボートエースについて
今回チェックするのは、中古で出回っている一般的なボートエースです。見た目は比較的きれいで、大きな破損や欠けはありませんが、細かい部分まで丁寧に見ていくと、購入前に知っておきたいポイントがいくつかあります。
その前に前提知識としてボートエースは4種類にサイズ展開されています。
- ボートエース23 生産あり
- ボートエース25 生産終了
- ボートエース30 生産終了
- ボートエース33 生産終了
ボートエース25と30は別の記事と動画で解説しているので合わせてチェックしてみてください!
外観のチェックポイント

まずは外観から見ていきましょう。ボートエースのスペックと使用目的などと合わせて選択する必要があります。
- 型式チェック
- トランサムの形状
- イケスの有無
型式のチェック

型式はしっかり確認しましょう。使用目的と今後のステップアップの可能性も考慮する必要があります。
- ROB GEB
- 23 25 30 33
型式がGEBの場合は予備検査付きモデルのため、銘板があるので型式の判断は容易です。裏を返せば銘板がない場合はROB(手漕ぎ仕様)と判断することも出来ます。
2馬力からステップアップして5馬力までの高馬力の船外機を積むことを考慮すると、GEBを選択しておいたほうがいいかなと個人的には思います。GEBは予備検査付きなので強度試験などを受ける必要がありません。ROBでも強度試験を受けると高馬力のエンジンを積むことが出来るようになりますが、かなり大変だと話を聞きました…。
トランサムの形状

船外機を積むことを想定していると思いますが、トランサムの形状はしっかり確認しましょう。手漕ぎモデルの中には船外機が取り付けられるようになっていない形状もあります。

画像のように差し込み式のトランサム板を作成する必要があります。

このような形状になっていれば加工すればトランサム板を取り付けること出来ます。
船内側はメルカリで売っているパーツを使えば楽。
イケスの有無

イケスの有無は釣り方によって変わるので好みの問題です。しかし、このイケスが絶妙な位置にあってタックルボックスを好みの位置に置きづらく船内が狭く感じたりします。
イケスは取り外し(切り取る?)たり出来ます。
https://twitter.com/wacbiwa/status/1192628809008173056
キズ・穴あき・浸水はないか?
今までのチェックポイントは自分の求めているスタイルに合っているかどうかの観点から説明しました。どんなに状態が良くても超えられない壁がありますからね…
その点を踏まえて最大のチェックポイントは大きな傷や穴あきはないかどうかです。浸水につながるようなキズは補修すればなんとかなると言いつつもない方がいいですからね。

画像は洗艇前のもので汚いですが、キズはほとんど入っていません。引きずったりしていないんでしょうね~!

船尾の持ち手部分もご覧の通り、キズがほとんどありません。

ボートエースのステッカーが残っているのはあまり見かけることはありません…。

ボートエースは難接着素材のため、ステッカーなども貼りつきません。そのため船舶番号ステッカーなどはこのようなプラのような素材のプレートに貼り付けるようになります。
紫外線による劣化の色あせは仕方ないと割り切ることも必要。
船底のすり傷・割れも要チェック

船底の擦り傷も超重要。砂浜から引き上げたり、地面に置いて作業した跡が残りやすい場所です。軽い擦れなら問題ありませんが、深い溝になっている場合は注意が必要です。穴が空いて無いように見えても水圧がかかった時に、割れにつながる可能性もあります。
特にキールの部分は一番キズが入りやすく、穴も空きやすいです。僕はキールガードを貼り付けて保護しています。キールガードの貼り付け方の手順は動画とブログありますので合わせてチェックしてみてください!
船首部分

バウ船首も意外とキズが入りやすい部分。なので割れや欠けがないかをしっかり確認します。衝撃を受けた跡があると、内部までダメージが入っている可能性があるため、しっかりとチェック!
船尾部分

船尾は浸水の可能性が最も高い部分であると個人的には思っています。浸水につながるようなキズがないかしっかりとチェックしましょう!

今回購入したボートエースは赤矢印部分の成型時のシワも少ない極上艇でした!
艤装箇所の確認

前のオーナーが艤装している場合、どのように艤装しているかチェックしておきましょう。作業が雑だったり、コーキングの仕上げが甘かったりすると、かえって新たな浸水の原因になることもあります。外していいものか、どうなのか?の判断材料にもなります。
艤装の一番の定番はトランサムに穴あけ加工して取り付けてあるボートドーリーだと思います。どこのメーカーのものを使用していて、破損した際は補修できるのか?部品が出るのか?は確認しておいたほうがいいでしょう。
ちなみにドーリーピンはこのサイズが合うことが多いです。
付属品などのチェック

画像の付属品は今回購入したボートエースに付属していたものではありませんが、船体以外に何が付属されるのかはしっかりとチェックしましょう。ボートエースの純正品は高価なものが多いです。
オール・オールクラッチ
オールとオールクラッチの純正品は高価な部品です。2馬力ボートで沖に出る場合で船外機が不調になったらオールで帰港する必要があります。オールは必ず準備する必要があり。オールで帰港出来る距離内の行動範囲に抑えなければいけません。
純正のオールクラッチは、さすが純正のフィット感で安定してオールを漕ぐことができます。
安全性の観点から、付属されていないのであれば必ず準備するようにしましょう!

オールとクラッチのセットの相場は¥8,000~¥10,000!
トランサム板

船外機を取り付けるにはトランサム板が必要です。自作することもできますが、取り付けに穴あけや防水・防腐処理が必要です。トランサム板の取り付けが甘かったら船外機が最悪の場合、脱落する可能性もあります。
腰掛け板

腰掛け板も純正部品としてあります。腰かけ板はその名の通り、座るところです。これはまぁ~あってもなくてもいいかな…。
イケスのフタとスカッパーのフタ
イケスのフタとスカッパーのフタは紛失しやすい部品の代表格です。現状どちらも製造していないため新品を手に入れる方法がありません。
幸いにも僕のブログの読者さんがダイソー商品でスカッパーのフタの代用品を教えてくれました!控えめに言って神です!!
水抜きキャップ3個

船尾には水抜き栓が3ヵ所あります。キャップは無くてもほとんど支障はないと思います
まとめ:購入前にチェックしたいポイント一覧

最後にこの記事で紹介した内容をまとめます。
- 型式チェック
- トランサムの形状
- イケスの有無
- キズ・穴あき・浸水の確認
- 付属品の確認
僕自身、これまで何艇か中古のボートエースを購入してきました。今回ご紹介したポイントは、どれもフリマサイトでの写真や説明文・写真現物確認のときに少し意識するだけでチェックできるものばかりです。
「安かったから」で即決せず、ぜひ一度立ち止まって、この記事の内容を思い出しながら確認してみてください。
それだけで、購入後の後悔やトラブルはかなり減らせるはずです。
この記事が「失敗しない判断」の助けになり、中古ボートエースを探す方の参考になれば嬉しいです。
良い一艇と出会えますように!
ボートエーサー予備軍のあなたにオススメの記事は下記。




