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ポータボートいう折りたたみ出来るボートをご存じでしょうか。この記事ではポータボートについて紹介・解説します。2馬力ボート選びの参考になれば嬉しいです!
ポータボートは米国生まれのボート専門メーカーのポータボート社から販売されているボートです。(→ポータボートHP)
船体素材は米国NASAが開発した高圧縮ポリプロピレン(PP)です。このPPは頑丈かつ柔軟性に優れています。柔らかいように見えて意外と硬い…。
折りたたんだ状態からでも特殊な工具が必要なく慣れれば一人でも10分程度で組み立てることが出来ます。さらにポータボートは喫水が高く、横幅も広いので抜群の安定性…。船体重量もFRPボート比べて重くなく浮沈構造になっています。
これらのメリットのことから、災害時の救助艇としても活躍しています。
すんばらしいボートですね!では次から8フィート(8ft)と10フィート(10ft)を紹介・比較していきましょう!
YouTubeで動画でも紹介していますので合わせてチェックしてみてください!
ポータボートとは
ポータボートは冒頭でも書いた通り、高圧縮ポリプロピレン(PP)素材の折りたたみボートです。折りたたむことで収納性や可搬性にも優れています。
出典:岡田商事株式会社
2013年にモデルチェンジを行っています。Alpha1(アルファ)になり、トランサムの組み立て方が観音扉式になりました。詳しくはトランサムの項で紹介します。
カラーは2色
カラーは2色あります。
- パシフィックパール
- シルバー
船体の長さによってラインナップが違うようです。
- 8フィート:パシフィックパール
- 10フィート:パシフィックパール、シルバー
ポータボートのメリット
- 高強度、寿命が長い
- 幅が広く、安定性が高い
- 折り畳み出来る
- 広いわりに軽い
ポータボートのデメリット
思い当たるデメリットを考えてみました。
- 折りたたみ部分から劣化する
- 補修が困難?
- 高額
折りたたみ部分から劣化する
折りたためることはメリットになりつつもデメリットにもなる。
折りたたみ部分が劣化し、水漏れの原因になることがある。対策としては折りたたむ必要がないのであれば組み立てた状態で保管しておくのも一つの手。
補修が困難?
高圧縮ポリプロピレン(PP)は接着や溶接が難しい素材とされています。
僕が使っているボートエースもポリプロピレンですが、補修が難しいです。さらに折り畳むので折り目が出来てその部分は劣化しやすいです。メルカリを見てみると、折り目が裂けているとの劣化具合を目にすることもありました。
壊れてしまったら補修は難しいと頭に入れておき、取り扱いに注意したほうが良いです。
高額
船体の値段は結構高額です。中古もあまり出回ることがありません。「2馬力ボートをこれから始めよう!」って人には選択肢としてあまりないかもしれませんね…。
ポータボートの寿命
冒頭でも書いたように8フィートのポータボートは20年以上前のものになります。
折りたたまずに保管していたことや前オーナーが大事に扱っていたこともありますが未だに現役です!僕が所有しているボートエースもPP(ポリプロピレン)ですが、この素材は総じて耐久性が高いと個人的に感じています。
寿命というか、扱い方で寿命は長くも短くもなるように思います。特に折りたたみ部分へのダメージは大きいように思います。
トランサム
トランサムは観音扉式になっています。
後部の腰掛け板とつなげることでトランサムの強度を保っています。
トランサムボードの寸法
出典:岡田商事株式会社
トランサムボードの寸法は画像を参考にしてください。
ホンダの2馬力船外機ではクランプの幅ほぼいっぱいになります。トランサムSでアンチキャビテーションの位置は大体船底ぐらいになります。
艤装
腰掛け板が邪魔なので、イレクターパイプを使ってフレームを組み船内を広々としています。
ドーリー
このドーリーはワンオフ(特注)品です。
似たようなドーリーは販売されています。
ポータボートの組み立て方
動画で解説→該当箇所10:28
ポータボートの折りたたみ方
動画で解説→該当箇所10:28
カートップ(車載)
ステップワゴンにカートップしてみる動画
該当箇所(→0:34)
ポータボートの中古
ポータボートの中古価格はあまり値下がりしません。
狙っているサイズのポータボートが中古で出品されている場合は、状態が良ければ迷わず”買い”でしょう!
状態が良い中古が出回ることはあまりなく、値段が安いものは劣化が目立ったりトランサム部分の破損や水漏れしている船体が多い印象です。
中古の相場
メルカリ・ヤフオクの中古の相場を調べてみました。あくまで「相場」です。船体の状態や新・旧モデルで値段に違いがあるのは十分に理解しておいてください。
- 8ft:7万~15万
- 10ft:15万~30万
- 12ft:19万~
船体の状態によってはほぼ新品に近い価格の場合があります。使用回数が少なくても折り畳み癖が付いていたり、保管状態が悪く浮力体がボロボロになっている可能性もあります。
なので新品に近い値段の場合は、少し頑張って新品購入した方がいいかもしれませんね…
まとめ
この記事ではポータボートについて紹介比較しました。
ボート選びの参考になれば嬉しいです!
2馬力ボートを始めたい人は下記記事も参考にしてみてください!